パケットには「高い」とイメージがあるようで、特に個人契約では、基本料金は安いのにパケットが高くなっていますよね。
では、法人契約でもパケット通信料は高いのか?と、気になる方も多いと思いますが、ドコモの法人契約料金プラン「カケホーダイ&パケあえる」の、パケットバックでは、
・パケットくりこし
・シェアパック分割請求オプション
この2つのサービスによって「パケあえる」となり、無駄なく便利のうえ、おトクに利用できます。
そこでここからは、ドコモの法人契約向けの「パケットパック」および、くりこしとデータシェアに関して分かりやすく簡潔にご紹介いたします。
1、ドコモの法人契約「パケットパック」を簡単解説
そもそもパケット通信量とは、ケータイやスマホでWebサイトや動画を見たり、アプリや画像をダウンロードしたり、メールやSNSを利用する際のデータの送受信にかかる費用となります。
細かく言えば、データというものはそのまま送られるのでなく、128バイトずつに分割された「パケット」でデータのやり取りが行われ、その使用したパケット数に応じて通信料金が加算されていきます。
ドコモの法人契約向けプランの「カケホーダイ&パケあえる」の、パケットパックでは、以下のような料金定額サービスが提供されています。
こちらは、「パケットくりこし」、「シェアパック分割請求オプション」の可能の有無も合わせて記載してありますが、この2つのサービスに関しては次の項で詳しくご説明いたします。
以上の様に、利用する回線数によって、パケット定額を選ぶことになります。単純に、ビジネスシェアパックでは、1回線で1GBの利用が目安になっています。
また、「シェアオプション月額定額料」は、シェアグループ子回線のみ、回線ごとに自動適用されます。
例えば、ビジネスシェアパック15でシェアする子回線が13回線の場合、1回線500円なので、単純に500円×13回線=6,500円となります。
月額定額料と合わせれば、12,500円+6,500円=19,000円がパケットバックの月額料金となるわけです。
そこで、利用可能データ量以上に利用してしまった場合、速度低下というものがかかってしまいます。
これは、ケータイ・スマホを使っていると月末になってお困りの方は多いのでは。
そんなときは一般的に、「スピードモード/1GB追加オプション」を利用しますよね。
基本的にスピードモード1GBで1,000円の使い料金がかかってしまい、9GB~10GB以上の追加オプションを利用すれば、単純に10,000円となります。
現在では「Wi-Fiルーター」が設置しているオフィスも増加しており、アプリやデータのダウンロード、大容量の動画やWebページの閲覧などは、オフィスのWi-Fiルーターに接続することで通信費がかからなくなります。
基本は1回線1GBということを念頭に、上手に使い分けていきたいですね。
2、パケットパックの「パケットくりこし」、「シェアパック分割請求オプション」とは?
次に、前項の料金表でも見ていただいた、
に関してご説明いたします。
① 「パケットくりこし」で無駄なくパケットが使える
パケットくりこしとは、契約しているパケットパックの利用可能データ量に達していない、例えば、ビジネスシェアパック50の50GBを35GBしか利用しなかった場合、その余った15GBを翌月に繰り越して利用できます。
単純に翌月50GB+15GB=65GB利用できるということです。
ただし、くりこしは1GB単位となりますので、1GB未満の端数についてはくりこしの対象外となります。
くりこしの可否については、前項の料金表のとおり、データMパック(標準)、ウルトラデータL・LLパック、ウルトラビジネスシェアパック30・50・100、ビジネスシェアパック5~3000が対象となります。
また、特定の社員グループでシェアしている場合でも、使わなかったデータ量を翌月に繰り越せるので、無駄なくおトクに利用できるのです。
ちなみに、くりこせるのは翌月までです。
②「シェアパック分割請求オプション」なら回線別に均等分割して支払い可能
ビジネスシェアパック定額料、シェアオプション定額料、スピードモード/1GB追加オプションの利用料などのシェアグループにかかる利用料金を、シェアグループ内の回線で均等に分割して支払いができるサービスです。
申し込みは必要になりますが、無料で利用できます。
例えば、「ビジネスシェアパック10」を10回線で契約したケースを表したものが以下の通りとなります。
出典:ドコモ(docomo)
単純に1回線ごとの請求になるため、シェアグループをいくつかに分けて利用している場合はとても便利なサービスです。
3、まとめ
ドコモのバケットバックは、シェアすることが基本に考えられたプラン内容になっており、まさに法人向けといったサービスとなります。
利用する回線数によって選ぶことができ、例えばビジネスシェアパック100を100回線で契約した場合、月額73,000円となり、高く感じてしまいそうですが、73,000円を100人で使っていると考えれば、単純に1人730円+シェアオプション定額料500円なので、月額1,230円と非常に安価で利用していることになるのです。
あくまで単純計算なので、契約に際してはしっかり回線数や利用可能データ量などを考慮して、自社に合ったプランを選ぶことが大切ですよ。